台湾国際交流3日目

雨の朝です。子どもたちは、ホストファミリーに送られて登校してきます。登校は7:40ですが、8:40までは掃除や自学の時間。普段なら校庭で運動するクラスも見かけますが、今日はとても静かな校内です。

5年生は擂茶(れいちゃ)作り体験をしていました。客家の伝統的なお茶である擂茶は、かぼちゃの種や落花生などをお茶の葉と一緒にすり鉢で長い時間をかけてすりつぶして粉にします。先月、本校の6年生が大村の6年生からzoomを使って教えてもらった体験です。

3年生は、教室にあるものを他の班より早く集められるか、競争していました。日本語の字幕も用意してくださり、少しずつ何をするか飲み込めてきた本校の児童が、集めたものを大村の児童と確認します。

チャイムが鳴ると休み時間が始まるのは、日本も同じ。みんな思い思いの場所で過ごします。図書室も広く明るく、気持ちを明るくしてくれます。

四年生では算数の授業が行われていました。習ったばかりの分数の授業。帯分数のことは混合分数というのか。なるほど。

こうしたちょっとした違いの発見も、学びの一つです。

お昼になりました。教室には食事が運ばれてきています。ご飯のほかに5種類のおかず、そしてスープ。充実の給食です。大きな丼型の食器にまずご飯を盛り、おかずをその上に乗せていきます。みんな、自分の食べられる量を考えながら盛っていきます。とても美味しい給食で、これを毎日食べられる大村の子どもたちがうらやましいです。


大村はバイリンガル教育にも力を入れています。音楽や体育など様々な教科で行われています。教科の教員と英語科の教員で一つの授業を担当し、ちょうど子どもたちの気持ちが盛り上がるタイミングで英語が使われるため、子どもたちは自然と英語を口にしながら活動します。音楽ではリズムに合わせて指定された方向にジャンプ。練習したら、みんなで外に移動して本番です。だんだんテンポが上がってくると、息も上がります。

楽しい一日はあっという間に時間が過ぎていきます。今日は同行している保護者も一緒に、ホストファミリーと夜を過ごしました。ゆっくりと夕食を共にし。同じ子の親として話をする中で親睦を深められたことと思います。今晩は保護者の方々はホテルに戻り、子どもたちはホストファミリーでの最後の夜を過ごします。

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