9月10日より13日まで、5年生は自然学校に出かけます。2日目、午前中は久慈ならではの体験をして、午後からは民泊に出かけます。
昨晩は、部屋の窓を開けていると寒いほどの涼しい風が吹いていましたが、夜が明けると一面の青空。気持ちの良い朝です。コテージの近くの広場で体を動かした後、礼拝をおささげしました。周りを見渡すと雄大な山々の景色。神さまがつくられた豊かな自然を感じながら、心を落ち着けて過ごします。
久慈は国内最大の琥珀の産地で、古くから琥珀の採掘が行われていたのだそうです。午前中は久慈琥珀博物館の近くにある採掘場所で、私たちも琥珀の採掘体験をしました。
はじめに博物館の方からレクチャーを受けます。スコップで表面を削り、先の尖ったアイスピックで掘り進めていきます。子どもたちが採掘している場所は、およそ9000万年前の地層だそうです。
黙々と掘り進めるうちに「とれたー!」という声があちこちで上がりはじめます。博物館の方に見ていただくと、琥珀ではないジェットと呼ばれる樹木の化石だったり、ただの石だったりすることも多いのですが、それでも9000万年前の石かもしれない、とロマンが膨らみます。40分間の体験でしたが、夢中になって掘り続ける子が多く「まだもう少し掘っていたい」というお友だちが多かったようです。
平庭山荘に戻り、お昼ごはんをいただいて、いよいよ民泊に向けての準備です。持ち物や過ごし方など最後の確認中。1月にお世話になったご家庭に8ヶ月ぶりの訪問で、全員がその時と同じご家庭にお世話になります。すでに一度経験しているだけに、緊張よりも楽しみな気持ちが勝っているようです。ご家族の皆さま、お元気にしておられるかな? 「ただいま〜」って言えるかな? ワクワクしながらバスに乗り込み、民泊先のご家庭に向かいます。
民泊先に向かうバスの中では「この道覚えてる!」「この先の右側がお家だよ!」などなど、景色を見ているうちにだんだんと記憶が蘇ってきました。ご家庭に到着すると、一瞬で8ヶ月前に戻ったかのよう。温かく迎え入れていただき、民泊の生活が始まりました。
早速庭に出て遊び始めたり、冬には雪に覆われていて何も見えなかった場所で栗拾いをしたり、はたまたテーブルを囲んでの近況報告をしたりと、それぞれのご家庭で、久慈の生活を満喫しているようです。今晩はご家族と一緒に食事をし、ご家庭で休みます。