5年生 自然学校3日目

3日目は朝から太陽が顔を出し、さわやかな空気の中で一日が始まりました。民泊先へお迎えに行くと、「帰りたくない」「もっとここにいたい」と名残惜しそうな声が。お別れの時には、民家の方々から「半年でこんなに成長したね」「またいつでも遊びにおいで」と、心に残る温かい言葉をいただき、バスの窓越しに見えなくなるまで手を振りました。バスの中では、民泊での思い出を興奮しながら話す子、別れの寂しさに静かに涙をぬぐう子も。ひとりひとりの心に、忘れられない出会いが刻まれたことが感じられました。



午後は、ラインクライミングで大きなブナの木に挑戦。ロープを頼りに登りきった子どもたちの顔には達成感があふれていました。その後の酪農体験では、迫力ある牛に驚きながらもエサをあげたり、丘を走り回って触れ合ったりと貴重な体験を重ねました。



夕食はビュッフェスタイル。民泊先の方からいただいた新鮮なレタスのサラダも並び、みんなで感謝して味わいました。夕食後はレク係による出し物で、仲間と笑い合うひとときとなりました。



入浴後は、涼しい自然の風が吹く夜の散歩。自然の音に耳を澄ませながら、ヒメホタルがふわりと舞う幻想的な小道を静かに歩きました。にぎやかさと静けさ、笑顔と涙が交差する1日。子どもたちの心は、ますます大きく育っています。

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